リバウンドを繰り返す原因と仕組みは?毎回失敗・・・リバウンドしないダイエット方法とは?

ダイエット
美メモ編集部

ダイエットをしても毎回リバウンドをして結局失敗する・・・毎回リバウンドを繰り返す原因ってなに?

ダイエットで最も怒ってほしくないことの一つにリバウンドがあります。

リバウンドは体重がダイエット前よりも多くなり、痩せにくくなってしまう現象ですが、特に食事制限をする人に多く見られる現象で繰り返すリバウンドに悩んでいる人も多いです。ではなぜダイエット中にリバウンドが起こってしまうのでしょうか。

リバウンドを繰り返すのはなぜ?原因と仕組みを解説!

リバウンドが起こるまでの仕組み

リバウンドが起こるのは極端な食事制限や食事の栄養バランスが取れていない場合が最も多いとされています。なぜ食事制限がリバウンドを引き起こしてしまうのか、食事制限をしたときに見られる体の変化について見てみましょう。

食事制限をすると当然摂取カロリーが減ります。たとえば今まで2500kcal摂取していたのを1600kcalまで落としたとします。

すると当然体は今までよりも少ないエネルギー源からエネルギーを作り、足りない分は脂肪をエネルギーに変換しなければなりません。

そのため食事制限ダイエットを始めた直後は順調に体重が落ちていきます。しかしある時を境に突然体重が落ちにくくなります。

あれ?順調だったのに体重が落ちなくなった・・・

ダイエットをする事で体が飢餓状態に

体重が落ちなくなった時、体の中ではこれ以上エネルギー源となる栄養素は入ってこないと言うことから、エネルギー変換が上手にできなくなります。

栄養バランスが悪いと特に起こりやすい現象です。

体はエネルギーを作り出すことが難しくなりますから、わずかなエネルギーで活動しようと省エネモードに突入します。

この時の体は一種の飢餓状態となっており、体の機能を最低限のエネルギーで働かせるホメオスタシスが起こっています。

今摂取している最小限のカロリーが体にとって1日の摂取カロリーの上限となるのです。

ホメオスタシス機能でリバウンド

食事制限を行なっていると、最初は順調に体重が落ちていくのですが、やがて減量が止まってしまう時期が訪れます。この時期のことを停滞期といい、ダイエットが順調に進んでいる証といっても過言ではありません。

停滞期はホメオスタシスという人体の危機管理機能によって起こります。

ある程度の体重が低下した時点で、さらに少量のエネルギーしか入ってこない状態で、食事でのエネルギー吸収率が上昇し、基礎代謝量や運動による消費エネルギーが低下して、それ以上の体重の低下を防止するという機能です。

これはほとんど食事を摂ることのできない非常時には生命を維持するという意味でありがたい機能なのですが、ダイエット中の人にとっては邪魔な機能となってしまいます。

ホメオスタシス機能による停滞期は1ヶ月前後にわたることが多いのですが、なかなか体重が落ちてくれないことで限界を感じ、

ここで諦めてしまう人が多いです。

ホメオスタシス機能はダイエットを途中でやめたあとも続いているため、体重が落ちなくなってもうこれ以上ダイエット効果は出ない、ダイエットに失敗してしまったと思って、食事の量を先ほどの例で見ると、1600kcalから2500kcalまで元の食事量に戻してしまいます。

そうすると、エネルギー吸収率が高く、消費エネルギーが低下している状態のため、通常より多くの脂肪がため込まれることになってしまい、リバウンドしてしまうというわけです。

なお、停滞期はダイエットをスタートして1ヶ月前後が経過したころ、あるいは体重の5%が低下したあたりにはじまります。また、ホメオスタシス機能は、ひと月に5%以上の体重を落とすことにより、最大限に力が発揮されるようになっています。

停滞期で食事量を戻すのはダメ

体は省エネモードに突入し、外から取り入れる少ないカロリーで生き抜こうとしています。飢餓状態ですからそれ以上のエネルギーが入って来れば、キャパオーバーとなってしまうのは目に見えることでしょう。

つまりリバウンドは極端な食事制限により、体重が落ち切ったところで体が慣れてしまったところに、食事でのエネルギー吸収率が高くなっている状態で大量のカロリーが入り込むことで起こる現象なのです。

これがリバウンドでダイエットに失敗する仕組みです。

毎回失敗・・・リバウンドを繰り返す原因についてさらに詳しく

リバウンドとレプチンの関係

ダイエットを行なうと、満腹感が前とは異なる感じかたになってきます。

食事制限を行なっていることにより、脂肪細胞に脂肪が取り込まれることによって分泌され、脳の満腹中枢に刺激を加える物質であるレプチンの分泌に悪影響がおよびます。

満腹中枢に刺激が加わることにより、食欲が低下するのとともに、交感神経が活発に働くことで、肝臓や筋肉での脂肪の分解が促進されます。

つまりレプチンは、余分なエネルギーを摂取しないように防ぐほか、消費エネルギーを多くすることによって、過度にエネルギーがため込まれてしまうのを防止してくれるという役割を担っているわけです。

ダイエットをやめるとレプチンの分泌量は元どおりになっていくのですが、適正な量にまでなるには、1ヶ月ほどの期間を要することになります。食事制限をやめたあと、1ヶ月ほどはレプチンの量が不足しているため、なかなか満腹感を得ることができずに食事量が多くなりがちです。

このような状態でうまく自分で食事量をコントロールできなければ、食べ過ぎや消費エネルギーの低下によるリバウンドを招いてしまうことになります。

筋肉とリバウンド

筋肉量は基礎代謝と関係があります。

基礎代謝は呼吸、臓器の活動、体温調節といった、生命維持活動で消費されるエネルギーで、総消費エネルギーの6~7割を占めています。食事制限による栄養不足、食事制限のみで運動不足のままのダイエット方法では、筋肉量が減少してしまいます。

筋肉量の減少は基礎代謝の低下を招いてしまい、やせにくく太りやすい体質になってしまいます。

このような状態で食事を戻すことにより、消費エネルギーより摂取カロリーが上回りやすくなっているため、リバウンドを招いてしまうというわけです。

ストレスとリバウンド

無理なく楽しみつつ取り組めるダイエットではなく、ひたすら食事を我慢するような極端なダイエットを行ない、早く結果を出そうとする人が少なくありません。

我慢が伴うダイエットというのは非常にストレスがあり、耐え切れなくなって過食に走り、リバウンドしてしまう原因になってしまいます。

また、ストレスは基礎代謝を低くしてしまう原因になる、筋肉量の減少まで招いてしまいます。

リバウンドしないダイエット方法とは?

リバウンドをしないダイエットをするためには運動を取り入れて代謝を上げることが大切です。

代謝が上がれば1日の消費エネルギーは上がりますし、痩せ体質に変わっていくと言われています。さらに食事の栄養バランスを取り、ダイエットで不足しがちなビタミンやミネラル、たんぱく質を多めにした食事を取るようにしましょう。

消化を助ける酵素を取り入れれば、代謝酵素を増やし、基礎代謝が上がる手助けになってくれるでしょう。ダイエットは極端な食事制限をしても栄養失調になってしまうだけです。

するとますます肥満が進み、ダイエットはなかなかうまくいきませんから、まずはあなたに必要な摂取カロリーと標準体重を計算、1日の食事の中でどのように取っていくか考えてみませんか。

正しいダイエットを実践し、続けることが停滞期を乗り越え、リバウンドを避けることに繋がるのです。ダイエットにつきもののリバウンドリスクを撃退しましょう。

ドクターこなつ

繰り返しリバウンドをしてしまうためにダイエットを失敗してしまう人がとても多いです。ダイエットには停滞期があるという事を認識してすぐにあきらめないことがリバウンドをしない秘訣になります。

 

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