サウナで汗をかくメリットとデメリット！「サ活」は危険？痩せる効果や美肌効果は？

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美メモ編集部

サウナで汗をかくメリットとデメリットを解説！医学的に汗をかくと痩せる効果はあるのか？というのをまとめてみました。

最近では「サ活」をしている女子がいたりしますよね？

サウナに入ると大量にドバドバ汗をかくので、それでダイエット効果がある！とか美肌効果がある！といってやっている人も多くなってきました。

しかし本当にサウナに入る事でダイエット効果や美肌効果があるのか？というのは本当なのかどうか怪しい・・・ですよね。

そこで現役の医者の何人かに聞いてきたのでまとめてみます。

↓サウナでダイエットってできるの？

サウナとかで汗かくと痩せる効果やダイエットなどメリットはある？

ダイエット目的でサウナに入って汗を大量にかけば痩せると思っている人も多いですが、基本的にサウナで汗をかいたとしても「ダイエット効果はない」です。

残念ですが、これは事実です。

そもそもただサウナに入って汗をかくことでのカロリー消費や脂肪燃焼効果というのはほとんどありません。

サウナに入った後は体から大量に汗が出るので、もちろん上がった時は水分が減っているので体重も落ちていますが、水分をとればすぐに戻ります。

よく格闘家が水抜きといって試合前にサウナとか半身浴で1日に5～6kgくらい落として計量をやって、クリアしたら水分をとってすぐに体重を戻すという事をやっていますよね。

それと同じような事でサウナに入って汗をかく事で水分が出るけれども、それは体の温度を下げるために出ている汗になります。

つまり脂肪自体が減っているわけでもなく、カロリーを消費しているわけでもないので、一時的に体重が落ちているだけになります。

ダイエットというのは脂肪が減ったか増えたかになるので、ただ暑くて出た汗では意味がありません。

つまり、サウナとダイエットは全く関係ありません。

一生懸命にサ活をした所で一時的に体重を落とす事しかできません。

サウナで汗をかくのと運動で汗をかくのでは全く効果が違う

★サウナに入って汗をかく
サウナに入って出てくる汗というのは、ただ周りの気温が暑いからその気温に対して体温を下げるために出ている汗

★運動をして汗をかく
運動の場合はカロリーを使いながら体温が高くなってそれに対して汗が出ている

というように違いがあります。

運動をしてカロリー消費をする際に出てくる汗とサウナで出てくる汗はそもそも違う現象になります。

カロリー消費の面でも比較してみましょう。

サウナとウォーキングとジョギングをそれぞれ1時間やった事によるカロリー消費を比較すると以下のようになります。

それぞれのカロリー消費を比較

★サウナを1時間
⇒20kcalくらいの消費

★ウォーキングを1時間
⇒70kcalくらいの消費

★ジョギングを1時間
⇒240kcalくらいの消費

サウナでは大量に汗をかくのでメチャクチャカロリーを消費してそうですが、そもそも運動とは全く違うのでたったの20kcalの消費にしかなりません。

これはご飯で言ったらたったの一口分くらいです。

あれだけ汗をダラダラ書いてもたったのそれだけです・・・

先ほども言いましたが、大量の汗によって一時的には水分が減るので上がった時だけは体重が落ちていますが、基本的なダイエット効果はないという事になります。

サウナで汗をかくダイエットは意味ない！美肌効果などのメリットは？

今の所、サウナの事をボロカスに言っていますが、ダイエットに関してはそれが医学的にも事実です。

しかし、サウナに入る事でダイエット以外の部分でメリットがあります。例えば自律神経が整ったり精神的に安定する効果というのがあります。

他にも毛細血管が拡張する事で皮膚の血流が良くなります。血流が良くなると代謝も良くなるので美肌に繋がってくるのでは？とも言われています。

しかしこれに対してのエビデンスというのはあまりないので、実際に美肌に効果があるのかどうかは現時点では一概には言えないです。

サウナに関してのデータとしては定期的にサウナに入っている人は、一般的な人よりも皮脂分泌量が25％も低いというデータがあります。

これは発汗作用を鍛える事で常に肌が潤っている状態になるので、自然な保湿ができて皮脂分泌量が下がっていると考えられます。

肌のpHに関しても弱酸性に保ちやすくて、保湿効果という面ではプラスになるというような事が言われています。

ただし、これらは定期的にサウナに入る事によるメリットになるので、本当に時々入るくらいではほとんど意味がないと思われます。

定期的に運動をすれば同じように血流が良くなりますし、汗をかいてカロリーも消費されるのでそっちの方が良いですよね。

定期的な運動＞定期的なサウナ

ですので、美肌になるためにサウナに拘る必要はないとも言えます。

サウナで風邪の予防ができるのでは？というのもよく言われています。

これに対してはしっかりとデータがあって、サウナに定期的に入っている人と入っていない人を6ヶ月にわたって研究した所、3ヵ月以降サウナに入っている人の方が風邪を引きにくかったというデータがあります。

エビデンスレベルが高いわけではないですが、一応これはメリットとして挙げられることだと思います。

ちなみに体温を調節するために出てくる汗は、毛穴とは関係のないエクリン汗腺から出ている物なので、毛穴を綺麗にする効果もサウナにはないです。

サウナで汗をかく事にデトックス効果はある？

他にも多いのが、サウナで大量に汗をかいてデトックスしたわーとか言っている人。よくいますよね。

デトックス効果があるという事はよく言われていますが、体温調整するために汗が出てきているだけであって、実際の汗の成分はほとんどただの水です。

多少ナトリウムとか電解質も入ってはいますが、汗によって老廃物が排泄できるというような機能はありません。

人間の体の中にある体の中で不要になった老廃物は肝臓と腎臓でろ過が行われて、余分なものを分解したり必要なものは再吸収したりしています。

そしていらないものは便とかおしっこで排泄されるので、つまりデトックス効果というのは基本的にはおしっこや便になります。

汗をかく事にデトックス効果は全くありません。

本当に効果のあるデトックスをしたいのであれば、腎臓や肝臓の状態を良くする事や腸内環境を改善するのが医学的にもおすすめになります。

↓以下では腸内環境を良くする方法を詳しく書いています。

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サ活やサウナに入る事によるデメリットと危険性

健康的で正しいサウナの入り方をしていればまだよいですが、例えばサウナに入っている時にダラダラと汗をかきすぎてしまって体が脱水症状や熱中症に近い状態になってしまうと体に悪いです。

そして、汗を大量に書くことによって血中の水分量も減り血がドロドロになります。

そうなると心臓とかに影響を及ぼす可能性があります。

サウナでよくやる人が多い、

サウナ⇒水風呂

というのを繰り返すのもありますが、その時に心臓とか血管に与える影響ってかなりヤバイので心臓発作などを起こすリスクも考えられます。

よく高齢の方がお風呂上がりのヒートショックで命を落とす例が多いですがそれと同じです。

最近では「サ活」と言って若い女性の間でもブームになっていたりしますが、無理のない正しい使い方をする事で多少はメリットはあるとは思います。

メリットとしては特に血流が良くなる事ですね。

しかし、ダイエット効果はないですし、それだけで肌が超綺麗になるという事もないので、わざわざ無理してやる必要な事でもないと考えています。

サウナに入った後はしっかりと保湿をするのを忘れないようにしましょう。

何もしないとメッチャ乾燥するので。

ドクターこなつ

よく言われているサウナに痩せる効果があるとか、汗をかいて老廃物を出して健康になろう！というのは医学的には根拠のない嘘になります。