牛乳で背は伸びるって本当?根拠は?子供の身長を伸ばす食べ物や栄養素はどれがいい?

美容アイテム・お薬

監修者の医師及び看護師は主に施術詳細の部分の監修を行って頂いております。記事の詳細は作成時点のため、最新の情報は各ホームページをご確認くださいませ。本サイトはプロモーションを含む場合があります。

美メモ編集部

本当に牛乳で子供の背は伸びるのか?というのを海外のデータなどを参考にまとめてみました。

牛乳を飲めば背は伸びる!というのを誰もが聞いたことがあるはず。

ただ、牛乳は健康に悪いという事を言っている人もいて、そこの所、本当はどうなのか?というのが気になると思います。

以下では子供の身長を伸ばすために牛乳を飲ませても良いのか?という話を海外のデータなどを参考に調べてまとめてみました。

是非参考にしてみてください。

↓牛乳で背は伸びるっていうのは本当?嘘?

牛乳で背は伸びるって本当?成長期の子供が飲むと背が伸びる根拠は?

昔から背を伸ばしたいんだったら、とにかく牛乳を飲め!と言われてきました。

特に今お爺ちゃんやお婆ちゃん世代がそうです。

その影響で1日に1Lくらい飲んでいた人もいるとは思いますが、これは一概には言えないなかなか難しい問題です。

牛乳と身長に関するものとして有名なのは2009年のハーバード大学の関連施設が出している論文になります。

この内容は牛乳が身長を伸ばすのに効果があるのか?を検証した論文になります。

アメリカの9歳から14歳までの5000人以上の女の子を対象に牛乳などが成長に及ぼす影響を研究しています。

・1日に1杯未満飲む
・1日に1杯飲む
・1日に2~3杯飲む
・1日3杯より多く飲む

上記のように1日1杯未満、1杯、2~3杯、3杯よりも多く飲んだグループで8年間という検証期間をとって身長の伸びを比較しています。

その結果が上記のようになります。

10歳~18歳までの身長の差を表したグラフがこちらです。3杯よりも多く飲んだ群1杯未満の群の身長の伸びを見ると大きな差になって表れています。

具体的には毎日牛乳を3杯より多く飲む女の子のグループの方が、1日1杯未満のグループよりも平均身長がより高かったという結果になっています。

10歳くらいで見るとあまり差がないように感じますが、最終的に18歳前後になった時最終身長の差は約1インチ(2.5cm)でした。

ちなみに牛乳やヨーグルトは身長の伸びと相関がみられましたが、チーズだけは相関性がなかったです。

また牛乳に含まれるカルシウムが身長を伸ばす効果があるのではなく乳タンパク質が身長の伸びに最も強く関連していたと発表されています。

カルシウムではなくて乳タンパク質が関連しているというのは意外でしたが、こちらの論文はかなり大規模なため信憑性は高いものです。

これを見る限り、牛乳で背が伸びるという可能性は感じられますよね。

ただし、注意点としてはこの論文では女の子のみを対象にしたデータである事です。男の子も含めるとどうなのか?というのが証明されたわけではありません。

その点は留意しておいてください。

また下の方で書いていますが、牛乳が健康に悪いという論文データもあるので、そういったデメリット面も加味して検討する必要がありそうです。

じゃあ牛乳で骨が丈夫になるというのは本当なの?

一般的に牛乳で言われているので有名なのは、もう一つあってカルシウムが豊富に入っているから

牛乳を飲むと骨が丈夫になる

というような事が言われています。

しかし、こちらの効果自体はちょっと医学的には怪しいです。

牛乳にカルシウムがたくさん含まれているのは確かな事です。ただし、カルシウムというのは体内に吸収されて利用されるのに
必ずマグネシウムが必要になってきます。

摂取するときの理想的なバランスとしては

カルシウム2:マグネシウム1

くらいの比率を理想とする文献が多いです。

しかし牛乳を見てみると10:1くらいで圧倒的にカルシウムの方が多くなっています。

牛乳が問題なのは「マグネシウムの量が少ない所」です。

ですので、カルシウム食品としてはあまり優れたものではないという事になります。

有効に体内でカルシウムを利用して骨を丈夫にする事を考えるのであれば、カルシウム2:マグネシウム1というバランスの良い食品になっているものの方が効果的です。

例えば、

・大豆とか小魚とかヒジキとか小松菜とかアーモンドなど

これらはカルシウム2:マグネシウム1というバランスに近い食べ物です。

牛乳に関してはスウェーデンの研究結果では、毎日たくさん牛乳を飲んだグループの方が骨折する人が多くて逆に骨がもろくなるのではという事も言われています。

ハーバード大学の研究でも、

・毎日牛乳をたくさん飲んでも骨は丈夫にならない
・むしろ骨の密度が低くなって骨が脆くなる

というデータが色々と出てきています。

ただし、全く牛乳を飲んでいない人と、毎日少量飲んでいる人を比較したデータでは、毎日少量飲んでいる方が骨が丈夫になるというデータもあるので一概には言えません。

しかし、逆のデータが色々と出ている以上、牛乳をたくさん飲めば骨が丈夫になるのでは?というのは今の時点では嘘情報と判断せざるを得ないですし根拠のない事と言えます。

牛乳って健康に良いの?健康に悪いという人もいるけど・・・

牛乳は健康に良いという人もいるし、最近では健康に悪いと言っている医者もいて実際の所どうなのか気になりますよね?

牛乳の成分を見ると100ccあたりのカロリーが大体66kcalで、脂質が3.8g、炭水化物が4.8g、タンパク質3.3gとなっています。

他にはビタミンやミネラルが入っています。

★牛乳の成分(100ccあたり)
・カロリー⇒約66kcal
・脂質⇒約3.8g
・炭水化物⇒約4.8g
・タンパク質⇒約3.3g

というように、牛乳はかなり高カロリーな部類に入ります。

また牛乳に含まれている成分としてリンが比較的多く含まれている点も懸念点になります。

リンというのは腸の中でカルシウムと結合して、カルシウムの吸収を阻害するという研究データもあります。

つまり牛乳だけでカルシウムを摂っているような事を続けていると、逆にカルシウム不足になってしまう可能性もあります。

スウェーデンでの牛乳の研究では、

・牛乳を1日3杯以上飲む人
・牛乳を1日1杯以下の人

この2つのグループに分けて死亡率と股関節の骨折をするかどうかを追跡調査をした所、

牛乳を毎日3杯以上飲んでいる人の方が、死亡率が高くて骨折もしやすくなるというデータになっています。

このデータでは牛乳をたくさん飲むと、寧ろ骨がもろくなるし、カロリーが高くて脂質や炭水化物が多い事による影響もあって、心臓などの血管性病変を引き起こして死亡率も高くなったのではないかと言われています。

牛乳を飲むのが健康に良いのか?それとも悪いのか?というのは色々なデータが出ているので一概には言えません。

しか確度が高いと言えるのは、牛乳を毎日大量に飲むのは健康に悪いという事です。

牛乳を少量飲むのであれば全然問題ないと思いますし、牛乳より体に悪い物なんてこの世の中にはたくさんあります。

例えば、コーラとかジュース類、カップラーメンとかカップ焼きそばとか、牛乳はそれらと比べれば全然安全な食品の部類には入るとは思います。

日本人に牛乳は良くない?牛乳には向いていない理由

日本人にとって牛乳はあまり良くないと言えることがあります。

それは大昔から牛乳などを飲む習慣があった欧米の人と比べて、日本人は戦後にアメリカ主導で牛乳を輸入して飲むようになったので、たかだか70年程度と歴史が浅く乳糖(ラクトース)を分解する酵素ほとんどの人が持っていないからです。

牛乳には乳糖という糖質が含まれていますが、欧米の人たちはその乳糖を分解する酵素を体の中に持っているので悪い影響というのもなく吸収する事ができます。

しかし日本人の場合、成人の8割~9割くらい人はこの乳糖を分解する乳糖分解酵素(ラクターゼ)の量が極めて低いです。

乳糖不耐性といいますが、これが影響して牛乳を飲むことで下痢になったり、お腹がゴロゴロしたりというようにお腹の調子が悪くなる人が多いわけです。

ちなみに赤ちゃんの頃は乳糖分解酵素を持っていますが、5、6歳になると活性がなくなってしまいます。

ですので6歳を過ぎたあたりからは牛乳を飲むとお腹を下したりする事が増えてくるわけです。

子供の頃に経験した人も多いのではないでしょうか?

また、下痢になる事で他の食事の栄養の吸収も阻害してしまうというデータもあります。

ですので、日本人にとって牛乳というのはあまり向いていないとも言えます。

牛乳というのはそもそも草食動物である牛の赤ちゃんが飲むためのもので、牛の赤ちゃんが飲むのであれば良いのだと思います。

しかし、雑食の人間がそれを大量に飲むというのは、生物学的にも正しい事ではないと考えられます。

牛乳以外で子供の身長を伸ばす食べ物や栄養素はどれがいい?

牛乳はデメリットもあるので何か別に身長を伸ばすのに良い食べ物を探したいと思った方も多いはずです。

身長を伸ばすためにこれは取っておいた方が良いという栄養素を以下で解説したので参考にしてみてください。

亜鉛

まずは、亜鉛を多く含む食べ物が挙げられます。

これについてはスリナカリンウィロット大学の研究結果で8歳~9歳の子供140人を対象にした研究があります。

・毎日15mgの亜鉛を飲むグループ
・何も飲まないグループ

に分けて6ヶ月間過ごしてもらった結果、毎日亜鉛を15mg飲んでいたグループの方が約1cmも身長が伸びたというデータがあります。

小規模ではありますが亜鉛が子供たちの成長を促進する働きがあると発表しています。

成長期の子供は体内で細胞分裂が盛んにおこなわれていますが、この細胞分裂の際に亜鉛を含んだタンパク質が働くという仕組みがあるのでDNAの複製に必要な栄養素とされています。

しかも体内で生成できるものではないので食品などで摂取する必要があります。

身長を伸ばすのであれば不足させたくない栄養素と言えます。

★亜鉛を多く含む食べ物
牡蠣、煮干し、レバー類、卵類、カシューナッツ、アーモンドなど

乳製品、乳タンパク質

冒頭でも紹介したハーバード大学の関連施設が行った5101名の9歳以上の女の子を対象にした牛乳で背は伸びるのか?を調べた結果では

・毎日牛乳を3杯よりも多く飲んだグループ
・毎日牛乳を1杯未満のグループ

で比較すると毎日牛乳を3杯より多く飲む女の子のグループの方が最終的に18歳前後になった時の最終身長が約1インチ(2.5cm)も差が出たというデータになります。

こちらがグラフになります。

注意点としては牛乳のカルシウムが身長との相関性があったわけではなくて、それよりも乳タンパク質が最も身長と強く相関性があったという事。

結構大規模な実験を行った論文で乳タンパク質が身長の伸びに強く関連していたと発表されているのでこの栄養素も無視できません。

ちなみに牛乳には100ccあたり3.3gのタンパク質が含まれています。乳タンパク質の方が消化吸収が良く、アミノ酸バランスに優れています。

★乳タンパク質を多く含む食べ物
牛乳、ヨーグルトなど

タンパク質(アミノ酸)

マサリク大学が男性の身長を伸ばすためにどんな栄養素が重要なのか?というのを世界105ヵ国から身長や食事や遺伝子データなどを集めて分析しています。

その結果は乳製品や卵や豚肉や牛乳などの、タンパク質が背の高さと最も相関性があったと報告しています。

人間の体は水分を除くと大部分はタンパク質でできていますし、先ほどの乳タンパク質でのデータでも相関性があったように、このタンパク質というのはかなり身長を伸ばすのに関連する栄養素と言えます。

こちらの分析データも考慮すると特に乳タンパク質に拘る必要はないですし、肉類や魚類から取れるタンパク質でも問題ないと考えられます。

またタンパク質は20種類のアミノ酸がペプチドと合成してできた物で、アミノ酸の方が吸収されやすいです。

しっかり言える事は良質なタンパク質(アミノ酸)を取りましょうという事ですね。

★タンパク質を多く含む食べ物
肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品など

結論、子供の身長を伸ばすには亜鉛、乳製品、タンパク質をしっかり取る事

まとめると牛乳で背は伸びるのか?というというのはアメリカの論文を見る限り効果がある可能性はあります。

牛乳をたくさん飲むことで背が伸びる可能性はあるけれどもカルシウムとマグネシウムのバランスが悪く、カロリーや炭水化物も多いので健康に悪いという論文もあります。

ですので、牛乳を大量に飲んでいいのかどうか?はメリットとデメリットが両方あるため判断が難しいです。

そしてカルシウムと身長に関する相関性はあまりなかったと報告されていますし、そもそも、カルシウム自体に骨を伸ばすような働きがあるわけでもありません。

他のデータなどを見ても、食事で亜鉛、乳製品、タンパク質をしっかり取る事が、子供の身長を伸ばす上で重要な事ではないかと考えられます。

・亜鉛
・乳製品
・タンパク質(アミノ酸)

この3つが特に重要な栄養素と言えます。

そして他にも、やはりビタミン群など栄養バランスを考えて・・・という話になってきますね。

そして乳タンパク質と肉類などのタンパク質では、吸収の速さくらいしか違いがないはずだから、普通のタンパク質を摂ればOK。

おすすめなのはプラステンアップαという成長飲料

亜鉛とかタンパク質やビタミン類をしっかり子供に毎日とらせる自信がない人は、

プラステンアップαというのが、色々ある成長サポート飲料やサプリの中でも医師と管理栄養士が監修していて尚且つ、栄養バランスが良いし水に混ぜて飲むだけなので簡単です。

★プラステンアップαの栄養素
アミノ酸18種類、HMB、カルシウム、亜鉛、乳たん白、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンB12、ビオチン、アルギニン、クワンソウ、スピルリナ、野菜発酵エキス、GABA、オルニチン、ビフィズス菌、乳酸菌、α-GPC

亜鉛、アミノ酸、乳たん白、ビタミンなどを全部カバーしています。

そして、ビオチンとかGABAとかオルニチンとか乳酸菌とかビフィズス菌とか、体に良いものまでたくさん入っているし、カルシウムも何種類も入っているので栄養素的にも完璧です。

グレープ味になっているので子供も美味しく飲めると思いますし、スピルリナ野菜発酵エキスも入っているので純粋に野菜嫌いの子供さんにも良いです。

これを毎日飲ませておけば、後悔する事はないのかなと思います。

amazonだと10,778円(税込)でそこそこ値段が高いですが、公式サイトからだと定期便で1,000円OFFになるので初回1,834円で購入できます。

不要になったら定期便は次回発送予定日の7日前までに定期コース解約フォームに入力するか電話で連絡する事で解約する事ができます。

中高生向けの成長飲料となっていますが、小学生くらいから飲んでも大丈夫ですし、栄養素的に牛乳を飲む以上に良いのは間違いありません。牛乳のデメリットが気になる方はこれです。

⇒プラステンアップα公式サイト

牛乳に関してはメリットとデメリットを比べてみて自己判断で検討してもらえればなと思います。

そして日本では牛乳をたくさん飲めば骨が丈夫になるというような事をずっと言われてきていました・・・。

しかし、こちらはについては色々なデータを見ても現段階では「根拠のない嘘」と考えられます。毎日少量なら良いというデータはありますが、、、

ドクターこなつ

牛乳で本当に背は伸びるのか?という疑問について海外の論文データなどを参考にまとめてみました。個人的には亜鉛、乳製品、タンパク質が大事だと考えます。

ピックアップ記事

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。